冬の空

鉛色の空は、冬ならでは、だ。

頭の中に結構そのことは刷り込まれているから重たい雲がどっしりと空を覆っていても、ああまあこんなもんさ、って期待してないから特別ネガティヴな気持ちにはならない。

それはそれで、季節を感じるし、逆にお家の中が温かいことや、お茶の時間が楽しみだったりする。

だけど、そんな寒空にパッと太陽が顔をのぞかせた瞬間、棚の片隅がすごく新鮮に映った。

わあい！と、慌てて写真に残す。

目でみるよりも少し暗く写ってしまったけど影の深さが、また違う美しさを教えてくれた。

もし何も気づかず、何も感じることができなかったら…と思うと妙に得した気分になった。

いつもと何も変わらない家の中だけど、自然の力に心動かされた。

2016も残すところ2週間。

スケジュールを見ると何もない日はなく、一瞬焦るが、あと2週間あるから、ひとつひとつ丁寧に時間を重ねよう、と思ったとたん、なんだな目の前に映る全てにありがとう、と伝えたくなった。

箱に直接描いてみました。

ちいさなレディへの贈り物詰めて。

自分を人間と思ってるネコと、大の大人の人間が何人も、ネコで遊んで笑顔になり、おまえはお宝だ、と口々に発する人間と。笑

「シカタナイにゃあ〜、リースのこと気づかぬふりしてやるかあ」

優しいたからちゃん。

「どこか触れていたいのニャ」

…お互いさまのようです。笑笑

メリークリスマス！